adtech x scala meetupに参加してきた #adtech_scala

2016/5/16に開催された「adtech x scala meetup」に参加してきました。

adtechstudio.connpass.com

「頑張らないでScala 〜VOYAGE GROUPにおけるアドネットワーク開発の戦略〜」 VOYAGE GROUP 岩永 賢明

スタートアップらしく技術はサービス開発を加速できる必要最低限で抑え、しっかり前に進むための地に足を付けた戦略だと思った。 「頑張らないこと」を主眼においているが、いずれ来る困難を先読みし退路を確保しておく、ということはとても重要だと説いていた。

「Dynamic Movie Ad x Scala」 adtech studio 大野 裕太

※資料待ち

広告の配信と同時に動的に広告動画を生成するアーキテクチャについて紹介された。 使用しているミドルウェアSplay/Kafka/Spark/Go/Aerospike/Mysql/S3あたり。 動画生成部分にGoを使っているのは書いている人が得意だった、クロスコンパイルしてLinux/Windows両方動かせるようにしたかった、などから。

Aerospikeを初めて知ったので調べてみたところ、データモデルも指定でき集計もできる高機能なKVSといったものだった。

www.aerospike.jp

「CyberZにおけるScalaの立ち位置」 CyberZ 鈴木 雄登

PHPで構築された管理画面部分をリプレースしたい、かつ共有DBから引き剥がしデータストアAPIを作りたい、というところをScalaで実装したお話。 Scalaを選定したのはそもそもJava開発者が多く、アンケート結果からScalaやりたい人が多かったからとのこと。 Scala複数可能な記述法、ノウハウの不足、読めない記号などに苦しめられたそうだが、「アドテクは連携が多く、統一的な規約がなく汎用的に作る必要がある。言語レベルで抽象化できるScalaは理想的」という言葉が印象的だった。

読めない記号問題は、この発表の最中にTLで流れてきたscala-search.orgが記号にも対応していて便利そうだった。 (なおfoldLeftを意味する /: は ドミノの畳込みをイメージしたものらしい)

LT

speakerdeck.com

Scala.jsの話かと思ったら違った。JVM上でJavascriptを動かすランタイムらしい。Scala.jsより幸せになるんだろうか。

Scalaの歴史振り返り。Scalaコミニュティは徐々に拡大傾向にあるとのこと。ちょこちょこ入るxuwei氏情報が面白かった。

さいごに

登壇された皆様、会場提供のサイバーエージェント様ありがとうございました! お寿司おいしかったです🍣