SKULL ルール和訳

家にあったSKULLが英語及びフランス語版だったため訳しました。今は普通に日本語版があるのでそれを買うといいと思います。

SKULLとは

boardgamegeek.com

ブラフゲーの一つ。ルールがシンプルなのでできるアクションは少ないが、それ故にブラフを掛ける余地が大きくなる心理戦が楽しいゲーム。

プレイ時間: 15 ~ 45分
プレイヤー数: 3 ~ 6人
対象年齢: 14歳以上

SKULL ルール和訳

内容物

このゲームでは6部族が登場します。

それぞれのプレイヤーには以下の神聖なオブジェクトが配られます。

  • 3枚の花のディスク
  • 1枚の髑髏のディスク
  • 1枚の部族ごとのプレイマット

ゲームの目的

チャレンジを2回成功させることです。

チャレンジに成功するためには、髑髏を表にせずに決められた枚数のディスクを裏返す必要があります。あなたが使用する4枚のディスクは、あなたが挑戦し勝つための4つの"ライフ"でもあります。

準備

各プレイヤーは選んだ部族の4枚のディスクとプレイマットを受け取ります。

プレイヤーは髑髏の側が見えるように、自分の前にプレイマットを置きます。

プレイヤーは自分のディスクを他のプレイヤーから表が見えないように手に持ちます。

最初のプレイヤーを選びます。

ステップ1 - ターンの準備

各プレイヤーは自分のディスクを1枚選び、裏向きに自分のマットの上に置きます。

各プレイヤーが置いたらStep2に移ります。

ステップ2 - 新たにディスクを追加する、もしくはチャレンジする

追加する

望むのであれば、最初のプレーヤーはすでにプレイされたディスクの上に新たにディスクを追加することができます。

時計回りに次のプレイヤーも同様に行えます。これは順々に複数回続くことがあります。

チャレンジ

もしプレイヤーが追加のディスクを置けない、もしくは置くことを望まない場合、そのプレイヤーはチャレンジを宣言します。そして、全てのマットの上にプレイされたディスクから何枚裏返すつもりかを宣言します。

その後、各プレイヤーは時計回りに以下を行わなければなりません。

  • 前のプレイヤーが宣言した数字よりも大きい数字を入札する
  • もしくはパスを宣言し、自分のマットをテーブルの中央に寄せる

これを全てのプレイヤーがパスするまで続け、一番大きい数字を宣言したプレイヤーを チャレンジャー と呼びます。

チャレンジはパスしたプレイヤーも含め、マットにプレイされた 全ての ディスクに対して行われます。

その後Step3に移ります。

  • 最初のプレイヤーは、一枚目のディスクを他のプレイヤーの後にプレイします。こうすることで対戦相手の行動を分析することができます。
  • プレイヤーは裏向きに、一度に一枚だけディスクを置きます。
  • プレイされた枚数が分かるように、ディスクはわずかにずらして置きます。
  • 最初のプレイヤーは追加のディスクを置く代わりに、即座にチャレンジを宣言することができます。
  • 自分のターンで、手札にディスクが一枚も無い場合、そのプレイヤーはチャレンジを宣言しなければなりません。
  • プレイヤーは0枚の状態でチャレンジ、もしくは場に置かれたディスクの枚数を超えるチャレンジは行うことはできません。
  • 1枚を超えて入札を釣り上げるのは可能です。それは直ちに、最大値であるマット上のディスクの枚数を宣言することも可能ということです。

ステップ3 - チャレンジを行う

チャレンジャーは、自分がチャレンジで宣言した枚数に等しい枚数を、以下のルールに従って裏返さなければなりません。

  • 全ての自分のディスクから始めなければならない
  • 続けて、他のプレイヤーのディスクを好きな順番で裏返す

注意

  • ディスクは1枚ずつ裏返されます
  • 裏返すディスクはマットにある一番上のディスクです
  • プレイヤーは、相手のディスクを全て裏返す必要はありません

もしチャレンジがプレイされたディスクと同じ枚数の場合、全てのディスクを一枚ずつ裏返し、髑髏を裏返してしまった場合ただちに終了します。

髑髏を裏返してしまった場合: そのチャレンジは失敗です
髑髏を裏返さなかった場合: そのチャレンジは成功です

もしチャレンジャーがチャレンジの数より多い枚数のディスクをプレイした場合、チャレンジャーは自分の前に積まれたディスクの一番上から、宣言した数だけ裏返します。

チャレンジに失敗した場合

ただちにチャレンジを終了し、以下を行います:

  • 全てのプレイヤーは自分のディスクを手札に戻します
  • チャレンジャーは一枚のディスクを永久に失います:
    • チャレンジャーは残ったディスクをテーブルの上に裏向きにしてシャッフルします。チャレンジャーが髑髏を引いたプレイヤーは、その中から除外するディスクを選択します。そのディスクは公開せずにゲームから取り除かれます。髑髏と花どちらのディスクが取り除かれたのか知るのはチャレンジャーのみです。
    • もしチャレンジャーが自分の髑髏を裏返した場合、チャレンジャー自身が除外するディスクを選択します。

もしチャレンジャーが最後のディスクを失う場合、そのプレイヤーは除外されマットを戻します。

もしチャレンジャーが除外された場合、次のプレイヤーは髑髏を引かれたプレイヤーのターンになります。もしチャレンジャーが自分の髑髏を引いた場合、チャレンジャーが次のプレイヤーのターンを選択します。

もし髑髏が表になった場合、チャレンジャーは対戦相手の戦略を明らかにしないために、残りのディスクを表にすることができません。しかし、対戦相手が望む場合、究極的に踏みにじられたチャレンジャーの顔を拝むことを理由に自分のディスクを明らかにすることができます!

チャレンジに成功した場合

チャレンジャーは宣言した枚数、花のディスクのみ表にしました。チャレンジは成功し、プレイマットの花の側を表にします。 既に花の側が表の場合、そのチャレンジャーはゲームの勝利者になります。

特別なケース:

あるプレイヤーが4枚のうち3枚のディスクを失い、1枚のディスクだけが残りました。そのプレイヤーはターンの準備でその一枚を置き、ターンが回ってきました。

ステップに応じて:

  • ディスクを追加する: チャレンジを宣言しなければなりません
  • 入札する: パスするか、入札を釣り上げることができます
  • チャレンジ: もしプレイヤーのディスクが髑髏である場合、そのプレイヤーはゲームから脱落します

新しいラウンド

チャレンジが成功したか失敗したかにかかわらず、チャレンジャーが次のラウンドの手番になり、Step1から再開します。

勝利条件

いずれかのプレイヤーが2回チャレンジに成功した時

もしくは

一人のプレイヤー以外が脱落した場合、そのプレイヤーの勝利になります。

Tips

最初のプレイヤーになることはとても有利です。たとえディスクを失うことになっても、最初のプレイヤーを保持するリスクを犯す価値はあります。髑髏をプレイしたにもかかわらず、チャレンジを始めたり入札を釣り上げるブラフを行うことに躊躇しないでください。それは次のチャレンジャーを誤った安心感に陥れ、あなたの髑髏を引かせるための最良の方法です。

ゲームが終わりに近づき、プレイヤーにディスクがほとんど残っていない時、いくつかの勝利への戦略があることに注意してください。それらを発見すれば、中盤でかなり優位に立つことができます。

相手を不安にするため、自分の行動や相手の行動、特にチャレンジャーに言及してください。例えば、「言っておくけど、俺は髑髏をプレイしたよ!」もしくは「彼のディスクはめくっちゃだめだ!彼は髑髏をプレイしたよ!」など。

勝つためには、心理的な観点から相手を打ち負かさなければなりません。

私達は、初心者と遊ぶときには3人を避けることをおすすめします。その数のプレーヤーで遊ぶことは高度に戦術的で非常に容赦のないことだからです。

経験者向けの拡張ルール:

Skullを2箱組み合わせることでさらに6人プレイヤーを増やすことができます。ただし10人以下が望ましいです。

拡張2: 1人に2部族

ゲームを始める時、各プレイヤーは2部族を選びます。通常のゲームのように、プレイヤーの部族のうち1つが2回勝利したらそのゲームの勝利者です。ゲームをセットアップするために、与えられたプレイヤーの2つの部族がゲームテーブルの両側に互いに向き合うように配置されます。

スカル 日本語版

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